(メールの文脈における)転送とは何ですか。
メール転送とは、あるメールアドレスから別のメールアドレスへ、メッセージを自動的に転送する処理のことです。
たとえば、組織が info@example.com 宛てのすべてのメッセージをチームメンバー数名の受信トレイに転送したり、従業員が個人アカウントのメールを会社のアドレスに転送したりすることがあります。
転送は一般的で便利な機能ですが、元の送信者と転送サーバーが異なることが多いため、メール認証を複雑にする場合があります。
転送の仕組み
メールが転送されると、転送側のメールサーバーがそのメッセージを新しい宛先へ再送信します。しかしその過程で、メッセージの送信経路やヘッダが変わることがあります。
これは、SPFやDKIMのような認証プロトコルにとって次の問題を生みます。
- 転送サーバーは元のドメインのメールを送信する権限を持たないため、SPFはしばしば失敗します。
- DKIM署名は有効なままのこともありますが、メッセージ本文やヘッダが変更されると署名が壊れる場合があります。
その結果、転送されたメールは、まったく正当なものであっても、受信サーバーには疑わしく見えることがあります。
企業がメール転送に注意すべき理由
転送は組織、メーリングリスト、カスタマーサービスのシステムでとくに一般的なため、転送されたメッセージが確実に配信されるようにすることは重要です。
対策がなければ、正当な転送メッセージも認証失敗によって拒否されたり、スパムフォルダに入れられたりすることがあります。そのため、送信者はDKIMとDMARCを適切に導入し、受信側は転送メールをいつ信頼すべきかを理解することが重要になります。
ARC(Authenticated Received Chain)のような新しい標準は、転送の各段階をまたいで認証結果を保持し、信頼できるメッセージが不利に扱われないようにするのに役立ちます。
転送とDMARCeye
DMARCeyeは、転送が認証結果にどう影響するかを組織が可視化できるよう支援します。
DMARCレポートを分析することで、DMARCeyeはメッセージが中継サーバーを経由したタイミングや、SPFまたはDKIMの検証がどこで壊れたかを特定できます。この洞察により、チームは認証失敗の結果が悪意あるなりすましによるものか、単に転送の挙動によるものかを判断できます。
この可視化は、正当な転送トラフィックをスムーズに流し続けながら、セキュリティとメールの到達性の両方を維持するのに役立ちます。
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DMARCおよび関連用語について詳しくは、DMARCeye用語集をご覧ください。