MXToolbox vs. DMARCeye
DMARC用途でMXToolbox Delivery Centerを検討中ですか、それともすでに無料ルックアップをお使いですか。MXToolboxとDMARCeyeがDMARC監視でカバーする範囲、料金モデルの違い、どちらが自社に適しているかを並べて比較します。
要点まとめ
MXToolbox Delivery CenterはDMARCレポートを内包した幅広いメール到達性スイートで、5ドメインまでのプラン単位で販売されます。DMARCeyeはDMARC監視とポリシー適用に専念し、ドメイン単位の料金で5ドメインの上限はありません。
判断のポイントは、DMARCに加えて到達性向けのツールをどこまで求めるか、そして運用するドメイン数です。 両者を併用することもできます: 到達性はDelivery Center、DMARC監視はDMARCeyeという使い分けです。
到達性スイートか、DMARCプラットフォームか
MXToolboxはDMARCレポートを中心に、受信トレイ到達性のテスト、ブラックリストレピュテーション、メールフロー監視、苦情フィードバックをまとめて提供します。DMARCeyeはDMARC監視に特化したプラットフォームで、監視からポリシー適用までの個別ガイダンスに重点を置いています。
5ドメインで$129か、1ドメイン$4か
MXToolbox Delivery Centerは月額$129から始まり、2つの有料プランはいずれも5ドメインという同じ上限です。DMARCeyeは1ドメインあたり月額$4で、Scaleプランでは最大50ドメインまで、さらに1ドメイン分の機能制限のない無料プランがあります。
DMARCデータと対話する
MXToolboxはDMARCレポートのAI分析やMCPアクセスに対応していません。DMARCeyeにはAIアシスタントが標準搭載されており、MCPコネクタによって自社のDMARCデータをChatGPTやClaude、その他のAIアシスタントと連携できます。
ひと目でわかる比較
以下の表は、MXToolboxとDMARCeyeのどちらを主要なDMARC監視ツールにするかの判断材料になりやすい項目を比較したものです。MXToolboxの情報は公開時点で同社のWebサイトと管理画面から直接確認しています。
| メリット/機能 | DMARCeye | MXToolbox |
|---|---|---|
| 料金モデル | ドメイン単位 | プラン単位、5ドメインの上限 |
| 商用利用可能な無料プラン | 月5,000通、履歴30日分 | チェックのみ、DMARC監視なし |
| レポート履歴 | Scaleプランで1年 | 90日間 |
| APIアクセス | Agencyプラン | レポートデータには非対応 |
| AIによる管理と分析 | アプリ内AIアシスタント+MCP | None |
| ポリシー適用までのガイド | 対応 | 対応 |
| コンプライアンス低下時のアラート | 有料プラン、しきい値は自分で設定 | 有料プラン |
| マルチテナント/代理店 | 対応 | 公表なし |
料金の概要
DMARCeyeは1ドメインあたり月額$4の均一料金です。MXToolboxはDelivery Centerをプラン単位で価格設定しており、最大5ドメインで月額$129、またはPlusプランが$399です。Plusは通数上限が上がりSPFフラット化が加わりますが、5ドメインの上限は同じです。
| ドメイン数 | DMARCeye Scale | MXToolbox Delivery Center |
|---|---|---|
| 1 | $4/月 | $129 / 月 |
| 10 | $40/月 | 公表なし(5ドメインの上限) |
| 50 | $200/月 | 公表なし(5ドメインの上限) |
無料プランを直接比較
MXToolboxの無料アカウントはDMARC製品ではなくブラックリスト監視です。1ドメイン、主要30件のブラックリストに対する週次チェック、そして広く知られた無料のルックアップツールが使えます。DMARCeyeの無料プランは1ドメイン分の製品一式で、監視ダッシュボード、AI分析、月5,000通、履歴30日分が含まれます。
DMARCeye Free
✓ 無期限の無料監視、トライアルではない
✓ AIレポートアナライザーを標準搭載
✓ ブラックリスト監視を標準搭載
✓ DMARC、SPF、DKIM、BIMIチェッカー
✓ 1ドメイン、月5,000通、履歴30日分
✓ クレジットカード不要
MXToolbox Free
✓ 1ドメイン、週次のブラックリストチェック
✓ ドメインヘルススコア(DMARC、SPF、BIMI)
✓ 無料のSuperToolルックアップ
✗ DMARCレポートの監視なし
✗ ポリシー適用のガイドはDelivery Center限定
✗ DMARCは月額$129から
機能比較
機能の一覧表です。注記は、各プラットフォームでどのプランに各機能が含まれるかを示します。
| 機能 | DMARCeye | MXToolbox |
|---|---|---|
| DMARC集約レポートの解析 | 全プラン | 両方の有料プラン |
| DMARC失敗レポート(RUF) | 全有料プラン | Delivery Center以上 |
| 送信元の位置情報 | 全有料プラン | 両方の有料プラン |
| ブラックリストとレピュテーションの監視 | 全プラン(Freeを含む) | 全プラン |
| AIレポートアナライザー+アプリ内チャットアシスタント | アナライザーはFreeでも利用可、チャットは有料プラン | None |
| 個別の修正ガイダンス | ドメイン単位、全有料プラン | 製品内でのRejectまでの道筋 |
| MCP(Model Context Protocol)サーバー | 全有料プラン | None |
| BIMI管理 | チェッカーツール(管理機能はロードマップ) | 両方の有料プラン |
| MTA-STSとTLS-RPT | ロードマップ | ルックアップツールのみ、管理機能なし |
| SPFフラット化 | ロードマップ | Plusプラン($399/月) |
| APIアクセス | Agencyプラン | レポートデータには非対応 |
| チームコラボレーション/ユーザー数無制限 | 全有料プラン | 権限レベル付きのユーザー |
| コンプライアンス低下時のメールアラート | 全有料プラン | 両方の有料プラン |
| Slack/Teamsアラート | ネイティブ非対応 | ネイティブ非対応 |
| SIEM連携(Sentinel、Splunk) | ネイティブ非対応 | 公表なし |
| DNSプロバイダー連携 | 全有料プラン | DMARCとSPFレコードをホスト |
| 監査ログ | 全有料プラン | 公表なし |
| SSO | ロードマップ | 公表なし |
| 専任CSマネージャー | Agencyプラン | 専任サポート(Plusプラン) |
| ドメイン単位の料金 | 対応 | 非対応、プラン単位 |
| MSP/代理店向けの正式プラン | Agencyプラン | 公表なし |
10ドメインを運用するチームの場合: DMARCeyeはScaleプランで年間$480です。MXToolbox Delivery Centerは5ドメインで年間$1,548ですが、10ドメインの料金は公表されていないため、その規模では見積もりが必要になります。
各プラットフォームの強み
MXToolboxは幅広く、DMARCeyeはDMARCで深く踏み込みます。
DMARCeyeが優れている点
✓ ドメイン単位の料金 - 1ドメインあたり月額$4、5ドメインの上限なし
✓ アプリ内AIチャットとMCPサーバー - ChatGPTやClaude、その他のアシスタントから自社データを照会
✓ 自分で設定できるアラート - コンプライアンス低下のしきい値と期間をドメインごとに自分で設定
✓ 本格的な無料DMARC監視 - 月5,000通、履歴30日分、AI分析を標準搭載
✓ 代理店向けの設計 :クライアントごとのログインとホワイトレーベル対応
MXToolboxが優れている点
✓ 受信トレイ到達性のテスト - Delivery Centerで月30回、Plusで100回のキャンペーンテスト
✓ 送信元レピュテーションの情報 - 100件以上のブラックリスト、PlusではASNとレピュテーション情報も
✓ 個別のプラットフォーム連携 - Google Postmaster、Microsoft SNDS、Yahoo Feedback Loop、Validity、Mailgun、SendGridのデータを1つの管理画面に集約
✓ メールフローの遅延 - 受信と送信の両方
✓ SPFフラット化とBIMI管理 - フラット化はPlusプラン
結論
どちらのツールも優れていますが、想定しているチームが異なります。
DMARCeyeが向いているケース
ドメイン単位の料金で5ドメインの上限がなく、より深いDMARC監視機能をお望みの場合です。p=noneからp=rejectまでのガイダンス、変化があったときのアラート、1年分の履歴、そしてAIアシスタントとレポートデータへのMCPアクセスがあります。代理店はAgencyプランで、クライアントごとの個別ログイン、ホワイトレーベル対応、APIアクセスを利用できます。
MXToolboxが向いているケース
到達性の作業とDMARCを1つの契約でまとめたい場合です。受信トレイ到達性のテスト、全送信元のブラックリストレピュテーション、苦情フィードバック、メールフロー監視に加えてDMARCレポートも扱えます。5ドメイン以内で足り、履歴は90日間で十分、月額$129のスイートが予算に合う場合に向いています。
よくある質問
DMARC監視の費用はどのくらいですか?
無料からエンタープライズ向けの料金まで幅があります。多くのプラットフォームは無料プランかトライアルを提供しており、エントリークラスの有料プランは通常、1ドメインあたり数ドルから月額数十ドル程度です。総額を最も左右するのは料金モデルです。ドメイン単位か、ドメイン数に上限のあるプランか、通数ベースかによって、ドメインを追加したときのコストの増え方が決まります。モデルごとの違いは、上の料金比較をご覧ください。
この比較はどの程度新しい情報ですか?
各比較は、公開時点で競合他社の実際の料金ページと機能ページに照らして確認しています。ベンダーはプラン構成を頻繁に変更するため、古いデータに頼らず、その都度確認し直しています。
DMARCは初めてです。何から始めればよいですか?
初めてDMARCを設定する場合、乗り換え元のツールは必要ありません。DMARCeyeを無料で開始してDNSレコードを1件向ければ、プラットフォームが p=none での監視から p=reject の適用へ、メールにとって安全なペースで案内します。 MXToolboxの無料アカウントは、あなたのレコードが p=none 、ドメインが危険な状態にあると伝えたうえで、適用のガイダンス自体については月額$129のDelivery Centerへ案内します。DMARCeyeではAIレポートアナライザーが無料プランに含まれるため、レポートの意味の説明はアップグレードの後ではなく前に得られます。
代理店やMSPにはDMARCeyeとMXToolboxのどちらが適していますか?
MXToolboxはDelivery Center向けの代理店プランを公表していません。2つの有料プランはいずれも5ドメインの上限を示しており、クライアント業務はMXToolbox Managed Servicesに案内されます。これは見積もりベースで人が担当する別サービスです。DMARCeyeのAgencyプランでは、各クライアントに自社ブランド表示のもとで個別ログインを用意でき、料金はクライアント構成に応じて設定されます。
MXToolboxの無料アカウントはDMARC監視に十分ですか?
いいえ。無料アカウントにはDMARCレポート機能が含まれていません。1ドメインの週次ブラックリストチェック、無料のSuperToolルックアップ、DMARC・SPF・BIMI・MXの状態を分かりやすく示すドメインヘルススコアが使えます。一方で、DMARCレポートの解析や適用までの進め方の提示は行いません。レポート解析、コンプライアンスのダッシュボード、アラート、フォレンジックはいずれも、最大5ドメインで月額$129のDelivery Centerから始まります。DMARCeyeの無料プランには1ドメインのDMARC監視が含まれ、月5,000通と履歴30日分が使えます。
MXToolboxとDMARCeyeを併用できますか?
はい。mxtoolbox.comのMX、ブラックリスト、DNSの各ルックアップは、DMARCレポートをどのツールで処理していても多くのチームが日常的に使う診断の定番です。またDMARCレコードは集約レポートを複数のアドレスに送信できるため、Delivery CenterとDMARCeyeが同じドメインのデータを同時に収集できます。5ドメインを超える構成ではこれが有効です。主要な送信ドメインではDelivery Centerで受信トレイ到達性とメールフローを見て、全ドメインではDMARCeyeでDMARC監視、ポリシー適用のガイド、レポート履歴を担います。
マネージドのBIMIやSPFフラット化が必要なのはどのような場合ですか?
BIMI(Brand Indicators for Message Identification)は、GmailやYahooなどの受信トレイでメールの横に自社ロゴを表示する仕組みです。消費者向けブランドにとって最も重要で、DMARCポリシーが適用段階に達して初めて有効になるため、開始時の必須要件ではなく後の段階のマイルストーンです。SPFフラット化は技術的な制限に対処します。SPFでは1回の検証で許可されるDNSルックアップが10回までのため、多くのプラットフォームから送信する組織はこの上限を超えることがあります。これはMXToolboxの明確な強みです。Delivery Centerは両方の有料プランでBIMIを管理し、PlusプランではSPFフラット化を提供します。一方DMARCeyeは両方をロードマップに掲げ、現時点ではBIMIチェッカーを提供しています。いずれかが今すぐ必要であれば、重要な判断材料になります。
完全比較を見る
各対戦の料金、無料プラン、機能、そしてどのツールがどのチームに適しているかなど、詳細な分析結果をご覧ください。
EasyDMARC vs DMARCeye
EasyDMARCは幅広い機能を備えた総合スイートです。ホスト型BIMI、MTA-STS、SPFフラット化、SIEM連携などを提供します。DMARCeyeの絞り込まれたガイド付き監視とドメイン単位の料金がどう比較されるかをご覧ください。
PowerDMARC vs DMARCeye
PowerDMARCは幅広いプロトコル対応と成熟したMSPパートナープログラムを備えています。DMARCeyeが$4/ドメインでのガイド付きポリシー適用とAI機能、さらにAgencyプランでどう比較されるかをご覧ください。
dmarcian vs DMARCeye
dmarcianは初期からあるDMARCプラットフォームの一つで、教育重視かつ人による導入支援が特長です。DMARCeyeが料金、ガイド付きのポリシー適用、AI機能でどう比較されるかをご覧ください。
Sendmarc vs DMARCeye
Sendmarcはマネージドサービス型で、エンジニアが90日保証でp=rejectまで導きます。DMARCeyeが公開されたドメイン単位の料金、無期限の無料プラン、AIアクセスでどう比較されるかをご覧ください。
DMARC Report vs DMARCeye
DMARC Reportは監視重視で、AI分析と本格的な無料プランを備えています。DMARCeyeがドメイン単位の料金、ガイド付きのポリシー適用、AI機能でどう比較されるかをご覧ください。
Suped vs DMARCeye
Supedは無駄のない新興サービスです。ホスト型SPFとMTA-STSに加え、$19からのAI Copilotを提供します。DMARCeyeがドメイン単位の料金、無料監視の充実度、AI機能でどう比較されるかをご覧ください。
DMARC Digests vs DMARCeye
DMARC DigestsはPostmarkによるダイジェスト重視の選択肢です。ダッシュボードの代わりに週次のメール要約を$14/ドメインで提供します。DMARCeyeが料金、監視の深さ、AI機能でどう比較されるかをご覧ください。
Cloudflare vs DMARCeye
Cloudflareは無料のDMARCレポート機能をDNSに組み込んでおり、対象はCloudflareで管理するドメインのみです。DMARCeyeがアラート、失敗レポート、サブドメイン対応でどう比較されるかをご覧ください。
MXToolbox vs DMARCeye
MXToolbox Delivery Centerは、DMARC機能を内蔵した総合的なメール到達性スイートです。DMARCeyeがドメイン単位の料金、レポート履歴、AI機能でどう比較されるかをご覧ください。